美容医療業界とは
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美容医療業界とは

ここ数年、"整形"に対して保守的な考えの日本においても"美容医療"が徐々に受け入られるようになってきました。
20~30代のターゲットにした女性誌などで、定期的に特集が組まれることも。
実際に、"糸で留める二重治療"や"ボトックスやヒアルロン酸注入によるシワ治療"等といった、いわゆる"プチ整形"は、性別問わず、幅広い年代の方にお受けいただける治療となってきております。

一般的に"美容医療"とは、文字通り"美容"を目的とした医療行為であり、主に美容外科、美容皮膚科を標榜に掲げている医療機関にて、国家資格を持つ医師が医療機器、医薬品などを用いておこなう施術です。

治療項目は幅広く、レーザー機器によるスキンケア・脱毛治療、二重埋没法や切開法、フィラー注入によるシワや形成治療、糸によるフェイスアップリフト治療などといった、ダウンタイムが少ないライトな診療から、骨切りによる小顔治療、シリコン挿入による豊胸や豊尻治療、脂肪吸引などの侵襲性の高い治療などがあります。

また、一般診療と違い、美容医療にはファッションやヘアスタイルと同様に"流行り"があり、その時代その時代の流行を診療に取り入れていく医療は、なかなかありませんよね。

だからこそ美容医療はマンネリすることなく、日々進化し続けているのです。

一般診療と美容診療の違いは?

病気やケガなどといった治療は保険適応にて処置をお受けいただけます。これを一般診療というのに対し、美容外科・美容皮膚科は身体の健康状態には問題がなく、美意識の高い方、又は、何かに対する強いコンプレックスをお持ちの方が"より美しくなりたい、若返りたい"といった事でご相談にいらっしゃいます。

一般診療とは違い、疾病を治癒することを目的にしていないので、美容診療は必ずしも受けなければならない治療ではないのですが、心が風邪をひいている状態を改善してあげられる1つの方法が美容診療なのかもしれません。

エステサロンと美容外科・美容皮膚科の違いは?

言うまでもなく、医療行為か否か、です。
エステサロンでも"美容ケア"をおこなっておりますが、使用するレーザー機器の出力や薬剤の濃度等にも制限があります。
一般的には、より満足度が高く、効果がしっかりとあらわれる治療を求める患者様が医療機関を利用される傾向にあります。

美容外科と美容皮膚科との違いは?

一般的に、美容外科では注入治療によるアンチエイジングから形成外科的処置までをおこない、美容皮膚科ではメスを基本使わず、レーザー機器や内服薬を用いる低侵襲の治療が中心に取り入れられております。
とはいえ、最近の美容外科は最新のレーザー機器を取り入れ、スキンケアに力を入れているクリニックもあり、一方の美容皮膚科でもヒアルロン酸やボツリヌストキシンといった注入系からスレッドリフトといったメニューに揃えているクリニックがあります。
よって形成外科専門医の先生が美容皮膚科に、皮膚科専門医の先生が美容外科に入職されるケースも増えております。

施術方法・結果は満点=患者様の満足が100%ではない!?

一般診療とは違い、治癒を目的としていない美容医療は患者様のご希望に近づけるかがイコール患者様の満足度につながります。

医師からしてみれば施術方法にも結果にも全く問題がなかったとしても、患者様が施術前に思い描いていた理想の顔、ボディラインとかけ離れていたら、それは患者様にとっては、その処置自体が失敗だったという考えに至ってしまうことも…

こういったトラブルを避け、患者様との溝を埋めるためにも、カウンセリングには十分な時間をかけることが大切です。
その際、患者様が思い描いている理想と、施術後に予想できる術後状態の違いのすり合わせなどを行い、十分に患者様にご納得いただけた状態で次のステップ(施術)に進むことで、患者様の満足度により近づけます。